科 目 名 ケア技術演習
担 当 者 伊藤 健次
開 講 期 後期 履修年次 1・2 必修選択別 選択
単 位 数 1 時 間 数 30 授業形式 演習
カテゴリ ---  
【科目の目的】
 基本的なケア技術の実施を体験し、その原理について理解することを目的とする。単純に技術の取得を目指すのではなく、他者に触れること、触れられることを通して介護とは何かを感じ、考え、具体的・体験的に理解できるよう教授する。
 
 学士力:「知識理解力」「実践力・問題解決力」「思考・技能」「共感的理解力」「態度・志向性」
【到達目標】
 (知識・理解)
 1:「仰臥位から端座位」「椅子からの立ち上がり」の介助動作の原理を理解し、説明できる
 2:上記2つの介助動作の手順を記述することができる
 (思考・判断・表現/思考・技能・実践)
 1:学習した内容を自分なりの表現でGoogle Classroomに記入することができる
 2:要介護者の状態を想像し、その状態への介助を原理に基づいて考えることができる
 (態度・志向性)
 1:動作介助を通じて「触れること」「触れられること」を意識し、積極的に介助動作演習に参加することができる
 2:Google Classroomへのコメント入力を次回授業の前日までに行うことができる
【授業内容】
 1:オリエンテーション
   感染予防の基礎知識 注意事項(健康チェック表の記入 手洗い等について)
   Google Classroomの使い方
 2:基本動作の理解@ 立ち上がり動作の理解
 3:基本動作の理解A 寝返り動作・起き上がり動作の理解
 4:基本動作の理解B 要介護状態での基本動作の理解
 5:基本動作の介助方法
 6:車椅子の操作法
 7:移乗動作の介助@ 基本動作を活用したトランスファーの基本
 8:移乗動作の介助A トランスファーの応用
 9:移動介助の基本@ ベッド上での移動介助の基本
 10:移動介助の基本A 福祉用具を活用した移動介助(スラ―ディングシート・ボード)
 11:移動介助の基本B 福祉用具を活用した移動介助(スタンディングリフト・リフト)
 12:移動介助の基本C 仰臥位から端坐位への介助の応用
 13:移動介助のまとめ これまでの内容の復習・反復
 14:苦手な介助動作の復習 実施した各種の介助の苦手部分を再度実施する
 15:援助動作全体のチェック
 
 コロナウイルス対応により授業回数が減少した場合には、減少分の内容をレポート等の課題で補う場合があります。詳細は別途指示します。
 
 【授業外の学修】
 毎回の学習内容をまとめてGoogle Classroomに入力し理解を深めた上で次回に参加すること。
 各回の演習内容の参考図書該当ページを提示するのでより深めたい場合は参照すること。
【教育方法】
 授業に関する情報配信や課題提出
  Google classroom(以下クラスルーム)を使用して、課題の提示・提出・返却、質問の受付と回答を行います。
 
 2023 ケア技術演習のクラス コード:5vdzgre
 クラスルームの招待リンク
 https://classroom.google.com/c/NTk1NTc3NDg1ODgz?cjc=5vdzgre
 
 
 この時間のなかでは技術を習得することは難しいですが、実際に体を動かして感じて考えていく方法をとりますので、主体的な参加が大前提になります。
 単に技術を学ぶだけでなく、学生同士でお互いをモデルとして相手に触れること、触れられることを意識しながら、援助の受け手の立場も含めてアクティブラーニング形式で学習していきます。
 動作のポイント、気づきなどの実施内容はグループごとにホワイトボードに記入し、その内容をもとに各自が自分のGoogle Classroomに入力します。
 
 【実務経験のある教員による教育方法】
 教員の資格:介護福祉士・社会福祉士として特別養護老人ホームで勤務
 具体的な教育内容:実務経験を活かして、テキストに記載されていない具体的なポイント
 についても体験できる授業を行います。
  Google Classroomヘルプ
【評価方法】
 (知識・理解)
 テスト(30%)
 (思考・判断・表現/思考・技能・実践)
 Google Classroomへの入力(20%)、テスト(10%)
 (態度・志向性)
 演習への参加状況(グループへの貢献・演習態度など)(30%)、
 Google Classroomへの入力(10%)
【必携図書】
 指定しない。必要に応じ資料を配付する。
【参考図書】
 北田信一著 『目で見てわかる最新介護術』(成美堂)2017
 大田仁志著 『完全図解 新しい介護 全面改訂版』(講談社)2014
【履修上の注意】
 ◎介護福祉士課程1年生は「生活支援技術T(移動)」が介護福祉士課程必修なので
  必ず履修すること。
 ※介護福祉士課程学生は、実技習得の機会として受講してもよい。
  「生活支援技術T(移動)」と重なる内容をより丁寧に行います。
 
 履修登録者が4名に満たない場合は実技演習が成立しないため開講できません。
 また、感染症予防のため実技演習の実施ができない場合には開講できない可能性があります。
 
 接触を前提とした実技演習を行うため、演習日の朝の検温、健康チェック表の記入が必須となります。行わない場合・体調不良の場合は受講できません。
 授業前に更衣室で更衣し、石けんで手を洗って入室して下さい。
 
 実技演習を実施する場合の注意
 ◎当面演習中は不織布マスクの着用を必須とします。
 ◎感染予防のため、演習開始前の更衣、演習日の検温・健康チェック表への記入を必須とします。
 ◎体調不良時、平熱より1度以上高い場合、検温をしていない・チェック表に記入していない場合 
  は受講できません。
 ◎30分以上の遅刻は欠席として扱います。
 ◎講義中は学生同士でペアになり、お互いをモデルに身体介護の練習を行うため、介護動作に適した服装で参加すること。(※スカート、はだけやすい服、ヒールの高い靴などは厳禁)
 演習専用(他で着用しない)のポロシャツ・スラックス等を用意すること。詳しくは初回演習時に説明する。
 
 授業受講までに行うこと
 必ずやること@Google classroomの設定
 
 インストール手順(スマホの場合)
 1:appストアにアクセス
 2:Googleクラスルームを検索しタップしてインストール
 3:アカウントは大学のGメールのアカウントを入力
 4:右上の+ボタンをタップ→クラスに参加をタップ
 5:クラスコード(シラバスに記載)を入力し参加
 
 PCの場合(インストール不要)
 https://www2.yamanashi-ken.ac.jp/login/にログイン(Gメールのアドレス、パスワード)
 
 矢印の、グーグルアプリをクリック、スクロールすると「classroom」があるのでクリック。
 あとはスマホの場合の4・5と同じ。
 
 必ずやることA国際政策学部のサイトにある「学生側」の説明を読む
 https://sites.google.com/yamanashi-ken.ac.jp/online-class/%E3%83%84%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%81%AE%E4%BD%BF%E3%81%84%E6%96%B9/google-classroom
 
 
【過去の活動状況】
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【学生へのメッセージ】
 質問は演習内で随時、またクラスルームにて受付・回答します。
 重要な質問については全体での共有をはかります。
 
 ◎介護の知識・技術は、介護を仕事としない人にもとても有益です。
  この演習は入門的な内容を、実際に自分で体感しながら進めていきます。
 ◎演習形式で行うため、見ているだけ、聞いているだけでは学習になりません。
  積極的な参加をお願いします。
 
 ◎皆さんの不利益を最小化するよう努めます。より良い実施方法を求めて、その時々で最も良い方法を模索していきます。要望や提案がある場合は是非、クラスルームに書き込んでください。変更がある場合はクラスルームで周知していきます。