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科 目 名  教育実習(中学校教員:3週間)
担 当 者  教職課程部会
開 講 期 集中 履修年次 3年/4年 必修選択別

選択

単 位 数

4

時 間 数

30

授業形式

実習

カテゴリ

地域実践科目

 
【科目の目的】
  「教育実習事前指導」を経て、依頼した実習校において、3又は4週間の「教育実習」を行う。教育実習の主な目的は以下の5点である。
 1)教育者としての使命感の自覚…様々な諸課題を抱えた生徒に真心をもって接し、教員の使命の重さを身をもって理解し、教職への意欲や情熱を高める。
 2)学習指導力の習得…大学において修得した教科に関する知識や教育方法の技術を実際の授業場面で実践し、学習指導の実践力の基礎を培う。
 3)生徒指導力の習得…学級経営や掃除指導、部活動指導などの実践を通して、生徒指導の実際を学び、生徒指導の実践力の基礎を培う。
 4)学び続ける教師としての自覚…具体的な学びを通して、自らの課題を発見し、自身の能力・技術、教員としての姿勢・倫理観等についてさらなる研鑽の必要性を自覚する。
 5)チーム学校の一員としての認識…実習校の教職員とともに教育活動に取り組むことによって、チーム学校の一員として仕事に携わるために必要となるコミュニケーション能力や教員としての自身の役割を認識する。
 
 ●学士専門力:「教職実践力」「自己学修力」「社会貢献力」
【到達目標】
 (知識・理解)
 ・中学校教育に関する基本的な知識(専門教科の内容、学校経営の実際、生徒の個性・発達の理解、クラス作りや生徒指導の方法、教員倫理など)について、その意味を自らの将来とも関連づけて多角的・総合的に理解する。
 (思考・判断・表現/思考・技能・実践)
 ・教職員の指導やアドバイス、他の実習生の意見に耳を傾け、周囲の理解や協力を得ながら、実習生としての自らの職務を遂行することができる。
 ・明るく生徒と関わり、会話を交わしたり、相談に乗ったりするなど、共感的で親しみを持った態度で接することができる。
 ・生徒の意見に真摯に耳を傾け、公平且つ受容的な態度でかかわることができる。
 ・自身が設計した学習指導案に沿いながら、生徒の反応を生かして、クラス全員が参加する授業を展開することができる。
 ・自分や他の実習生の授業実践について、参観者の意見や生徒の記録などを分析・省察し、具体的な改善点を提示することができる。
 (態度・志向性)
 ・教育者としての愛情と使命感を深め、自身の教員としての能力や適性について省察する姿勢を身につける。
【授業内容】
 @観察研究…各実習校の指導担当教員等の授業や校務分掌等を観察し、中学校教諭の職務を理解する。
 A教材研究…生徒の実態に即した教材を研究して指導案を作成し、実習担当教員から指導を受ける。
 B授業担当…実習期間中、担当教科について4時間以上、学習指導にあたり、指導後は実習担当教員や他の実習生から批評を受けて、相互の協議を通してより良い指導のあり方を習得する。
 C学級経営…ホームルーム活動等で学級経営の一部を担当し、実習期間中に学校行事がある際には積極的に参加する。
 D生徒指導…自身が関わる生徒の個性を理解し、コミュニケーションの取り方を工夫して、生徒指導の一部を担当し、その意義や難しさを体験的に習得する。
 E実習ノートの執筆…実習中、生徒の生活・学習状況、学習指導の内容、学級経営の方法などを観察し、毎日所見・意見等を実習ノートに記録する。提出した実習ノートに実習担当教員からのコメントを受けて、自身の教育技術や教育観の確立に役立てる。
 F研究授業…実習期間最終週の指定日に研究授業を行う。山梨県内については、大学の教科担当教員が実習校を訪問し、実習生の研究授業を観察し、実習校の担当教員を交えて意見交換を行う。
 G学校経営…実習担当教員等の校務分掌補助等を通じて、学校組織の特性の理解や教員間の協働の重要性について学ぶ。
 
 【授業外の学修】
 ・教育実習期間中は、学習指導案の作成や教材分析等、勤務時間以外でも研究活動や自己学修が求められる。
【教育方法】
 ・大学での「教育実習事前・事後指導」とは別に、実習校での事前指導(オリエンテーション)がある。
 ・実習の具体的な計画・内容については、各実習校及び各校の指導担当教員の指示に従うこと。
 
 【実務経験のある教員による教育方法】
 ・当該科目は学校教育法第一条に定める学校種で行う実習であることから、実務経験のある教員による指導を受けることが前提となる。
【評価方法】
 (知識・理解)
 ・指導計画、実習日誌、巡回指導時の様子、実習施設による評価(知識・理解に関する項目)(30%)
 (思考・判断・表現/思考・技能・実践)
 ・指導計画、実習日誌、巡回指導時の様子、実習施設による評価(思考・技能・実践に関する項目)、教育実習報告会での発表内容と振り返り活動(40%)
 (態度・志向性)
 ・実習のための諸手続きへの対応、オリエンテーション等での姿勢、実習の事前準備、実習施設による評価(態度・志向性に関する項目)、実習ノートで示された指導教員からの総合講評(30%)
【必携図書】
 ・本学刊行『教職課程履修・実習の手引き』(本学のWEBよりダウンロードしておくこと)
 ・本学刊行『教育実践ポートフォリオ』(ファイル代金として500円を徴収予定)
【参考図書】
 ・小山茂喜『よくわかる教職シリーズ 教育実習安心ハンドブック』学事出版、2018年、1,944円。
 ・土井進『テキスト 中等教育実習『事前・事後指導』 教育実習で成長するために』ジダイ社、2017年、1,500円。
 ・小林隆・森田真樹編著『教育実習・学校体験活動』ミネルヴァ書房、2018年、2,160円。
 ・石井英真・渡邊洋子編著『教育実習・教職実践演習・フィールワーク』協同出版、2018年、2,376円。
【履修上の注意】
 ・教育実習期間中やオリエンテーション時は、本学の授業は欠席扱いとなります(公欠の扱いにはなりません)が、教職課程部会から、実習による欠席によってマイナス評価とならないように、常勤・非常勤の先生方に依頼を行います。ただし、実習生も欠席となる授業については、必ず実習前に欠席届を提出してください。
 ・本科目の履修登録は、実習実施年度に行ってください。
 ・分からないことや不安なことがあったら、教職課程部会の担当教員(『教職課程履修・実習の手引き』に氏名を掲載)に相談に来てください。
【過去の活動状況】
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【学生へのメッセージ】
 ・教育実習は、教育実践研究が中核になりますが、教育実習前に修得した教科に関する専門知識や理論を実践応用し、理論と実践の総合化と検証を図る場でもあります。実習前はこれまでの教職課程の学修内容を確認して、目標や見通しを持って教育実習に臨むようにしましょう。
 ・授業を受ける生徒にとっては、一般教員の授業も実習生の授業も、1回きりの学びの場であることに変わりはありません。最初から授業がうまくいくわけではありませんが、しっかり教材分析や指導案づくりを行って、責任を持って授業を引き受ける覚悟・自覚を持ちましょう。
 ・教育実習は一生に一度だけの貴重な体験となります。充実した実習となるように、"先生"になりきって、熱意と意欲を持って取り組みましょう。機会を捉えて、先生方や生徒に積極的に話しかけ、関係づくりをしてください。
 ・実習期間中は、"先生"として周囲からも見られますから、学校外(勤務時間外)の日常生活においてもその自覚をもって望んでください。また、精神的にも肉体的にも疲労が蓄積していきますから、体調管理を怠りなく、食事や生活時間が乱れないように注意しましょう。

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