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科 目 名  生活支援技術T(移動)
担 当 者  伊藤 健次
開 講 期 前期 履修年次 1 必修選択別

選択

単 位 数

1

時 間 数

30

授業形式

演習

カテゴリ

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【科目の目的】
 「生活支援技術」においては、尊厳の保持の観点から、どのような状態であっても、その人の自立・自律を尊重し、潜在能力を引き出したり、見守ることも含めた適切な介護技術を用いて、安全に援助できる技術や知識について習得する学習とする。それを受けて、本科目「生活支援技術T」では、移動の意義や目的について理解を深め、移動介助に必要な基本的な技術を教授する。
 
 学士力:「知識理解力」「実践力・問題解決力」「思考・技能」「態度・志向性」
【到達目標】
 (知識・理解)
 1:「椅子からの立ち上がり」「仰臥位から端座位への移行」「車いすへの移乗」の3つの介助動作の原理を説明できる
 2:上記3つの介助動作の手順を記述することができる
 
 
 
 (思考・判断・表現/思考・技能・実践)
 1:「椅子からの立ち上がり」「仰臥位から端座位」「車いすへの移乗」の介助動作を安全に実施することができる
 2:要介護者の状態を想像し、その状態への介助を原理に基づいて考えることができる
 3:学習した内容を自分なりの表現でリアクションペーパーに記入することができる
 (態度・志向性)
 1:動作介助を通じて「触れること」「触れられること」を意識し、積極的に介助動作演習に参加することができる
 2:リアクションペーパーを次回授業の前日までに提出することができる
【授業内容】
 1:移動の意義と目的
  ・移動の役割と意義
  ・移動行為の障害がもたらす影響
  ・移動の介護の基本
 2:移動を支援するということ
  ・移動のアセスメントと目標設定
  ・「立ちあがる」動きを観察し、移動のアセスメントを考える
 3::移動介助の技法@
  ・立ち上がり動作の確認
  ・「立ちあがる」の生理的な動きを理解し、重要な要素を覚える
 4:移動介助の技法A
  ・立位介助の基本@
  ・生理的動作を応用した立ち上がり介助の基本を理解する
 5:移動介助の技法B
  ・立位介助の応用
  ・基本形を応用した立ち上がり介助の基本を理解する
 6:移動介助の技法C
  ・起き上がりと寝返り動作の確認
  ・「寝返りをうつ」「起き上がる」の生理的な動きを理解し、重要な要素を覚える
 7:移動介助の技法D
  ・寝返り動作の介助
  ・基本動作を活用した寝返り動作の介助を体験する
 8:移動介助の技法E
  ・起き上がり動作の介助
  ・基本動作を活用した自立支援型の介助方法と全介助的な介助方法の違いを理解する
 9:移動介助の技法F
  ・車椅子への移乗介助の基本
  ・基本動作を応用し端座位←→車椅子の移乗を体験する
 10:移動介助の技法G
  ・車椅子への移乗介助の応用(福祉用具の活用)
  ・福祉用具を用いた車イスへの移乗、移乗介助の様々なバリエーションを体験する
  ・介護ロボットを用いた移乗方法の体験 
 11:移動介助の技法H
  ・車椅子の操作法
  ・段差昇降、スロープ走行など車イスの操作法を理解する
 12:移動介助の技法I
  ・歩行の介助
  ・杖歩行・階段昇降など歩行に関する介助方法を理解する
 13:移動介助の技法J
  ・ベッド上での体位変換介助の基本
  ・基本動作を応用しベッド上での移動介助を体験する
 14:移動介助の技法K
  ・ベッド上での体位変換介助の応用(福祉用具の活用)
  ・福祉用具を使ったベッド上での移動介助を体験する
 15:移動介助の技法L
  ・仰臥位から歩行介助
  ・仰臥位から車椅子移乗
  ・仰臥位から車椅子への移乗までの一連の介助動作の手順を理解し、実施できる
 
 【授業外の学修】
 初回授業において、各回授業で参照すべきテキスト頁を一覧にして配布するので
 該当箇所を事前に読んでおくこと。
【教育方法】
 「移動」に関する内容を演習形式で実施します。単に技術を学ぶだけでなく、学生同士でお互いをモデルとして相手に触れること、触れられることを意識し、援助の受け手の立場も含めてアクティブラーニング形式で学習していきます。
 参考図書であらかじめ参照しておくべき頁を示しますので予習の上演習に参加してください。
 動作のポイント、気づきなどの実施内容はグループごとにホワイトボードに記入し、その内容をもとに各自が自分のリアクションペーパーを記載し提出します。記載内容に対して伊藤はコメントを記入し返却すると共に次回以降の講義で必要に応じて取り上げ、再度説明や事例提示の必要がある場合は対応していく。
 
 【実務経験のある教員による教育方法】
 教員の資格:介護福祉士・社会福祉士として特別養護老人ホームで勤務
 具体的な教育内容:実務経験を活かして、テキストに記載されていない具体的なポイント
 についても体験できる授業を行います。
【評価方法】
 (知識・理解)
 介助技術手順書の提出(40%) 
 
 (思考・判断・表現/思考・技能・実践)
 リアクションペーパー(25%)
 (態度・志向性)
 演習参加状況(グループへの貢献・身だしなみ・演習態度など)(30%)、
 リアクションペーパー(5%)
【必携図書】
 北田信一著『目で見てわかる最新介護術』(成美堂)2017 1400円
 太田仁史編著『完全図解 新しい介護 全面改訂版』(講談社)2014 3800円
 
 
【参考図書】
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【履修上の注意】
 介護福祉士課程必修(介護課程以外の学生は履修できません)
 介護実習を行う大前提となる内容を学びます。
 30分以上の遅刻は欠席として扱います。
 ◎予習必須 あらかじめ示す該当ページを必ず読んだ上で参加して下さい
 ◎講義中は学生同士でペアになり、お互いをモデルに身体介護の練習を行うため、介護動作に適した服装で参加すること。(※スカート、はだけやすい服、ヒールの高い靴などは厳禁)
 ◎更衣が必要な場合は介護実習室隣の更衣室で行うこと
 ◎長い髪は結わえる、長い爪を切るなどの用意は授業前にすませておくこと
 ◎本演習においては「技術を完全に習得する」レベルまでは求めていないが、介護実習Tを見据えてある程度実践できることは必要である。介護技術の習得には反復練習が欠かせないが演習中では反復する時間的物理的余裕がないため空き時間などを積極的に活用すること
 ◎連続性のある演習なので欠席した場合は当該回の内容を理解した上で次回演習に参加すること
【過去の活動状況】
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【学生へのメッセージ】
 介護技術の習得には根拠の理解と、自分の身体をコントロールすることが必要です。
 予習をした上で、頭と体をフル回転させて参加してください。
 できるだけ多く実技回数をこなすことが必要です。

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