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科 目 名  司法福祉論
担 当 者  辰野 文理
開 講 期 集中 履修年次 3 必修選択別

選択

単 位 数

2

時 間 数

30

授業形式

講義

カテゴリ

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【科目の目的】
 本講義においては、司法福祉の領域から「更生保護」を中心に諸制度の仕組みや意義を学習する。更生保護は、刑務所を出所したひとや非行少年などに対し、指導や援助をすることにより再犯を防ぎ、社会生活を送れるように働きかける仕組み全体を指す。更生保護の対象と福祉の対象は重なることが多く、支援内容にも共通する事柄が多い。とくに近年は、犯罪を犯した高齢者や障害者を福祉につなぐ役割として、社会福祉士の役割が重要となってきている。
  そこで、本講義では、主に社会福祉士に関心のある学生向けに、更生保護に関する基本的な事項を解説することにより、そうした学生の皆さんが社会福祉士として活動するために必要となる更生保護に関する基礎的知識を習得することをめざす。
 学士専門力:「知識理解力」、「思考・技能」、「地域貢献力」、「態度・志向性」
 
【到達目標】
 (知識・理解)
 更生保護制度の種々の手続きについて、その対象や具体的内容を説明できる。
 (思考・判断・表現/思考・技能・実践)
 更生保護制度の意義や課題について、複数の視点から討議できる。
 (態度・志向性)
 更生保護制度に関わる人々との連携の意義や課題を説明できる。
 
 
【授業内容】
 第1回 犯罪の動向、刑事司法の流れ
 第2回 保護観察の対象
 第3回 仮釈放手続き
 第4回 矯正施設、生活環境の調整
 第5回 保護観察の方法、遵守事項
 第6回 良好措置・不良措置
 第7回 更生緊急保護、応急の救護
 第8回 更生保護施設
 第9回 更生保護の機関、民間協力組織
 第10回 犯罪被害者等施策、犯罪予防活動
 第11回 医療観察
 第12回 関係機関との連携
 第13回 更生保護における近年の動向
 第14回 更生保護における課題と展望
 第15回 試験および解説
 
 【授業外の学修】
 ・事前:各回のテキスト該当部分の章を読んで、概略を把握する。
 ・事後:各授業内で行う振り返り課題の内容を復習する。
 
【教育方法】
 毎回、テキストに沿って各事項の概要を学習した上で、問いかけと応答、基本的事項の振り返りを行いながら進行する。
  なお、授業の展開によって、各回で扱うテーマや内容に若干の変更がある場合がある。
 
 【実務経験のある教員による教育方法】
 教員の実務経験:法務省勤務、保護観察官、臨床心理士。
 具体的な教育方法:更生保護の実務の状況を把握できるよう、実務経験を生かして可能な限り具体的な対応を紹介しつつ講義を進める。
 
【評価方法】
 (知識・理解)
 試験(90%)
 (思考・判断・表現/思考・技能・実践)
 小レポート(5%)
 (態度・志向性)
 小レポート(5%)
【必携図書】
 辰野文理『要説 更生保護(第3版)』(成文堂、2018年、1,500円)。
 当初から使用する。
 
【参考図書】
 ・『平成30年版犯罪白書』(法務省のサイト↓から参照可能)。
  http://www.moj.go.jp/housouken/houso_hakusho2.html
 ・西日本新聞社会部『ルポ・罪と更生』法律文化社、2014年。
 
【履修上の注意】
 社会福祉士の資格試験を受験しようとする場合は受講が望ましい。本講義を受講することで、「更生保護制度」の全体像を把握し、試験対策を兼ねることになる。
【過去の活動状況】
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【学生へのメッセージ】
 刑事司法や更生保護に対する理解を深めるために、事件を起こした者がその後どのように扱われているかについて関心を持ってメディアに目を通しておく。

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