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科 目 名  就労支援論
担 当 者  下村 幸仁
開 講 期 前期 履修年次 新3 必修選択別

選択

単 位 数

2

時 間 数

30

授業形式

講義

カテゴリ

地域課題科目

 
【科目の目的】
  わが国の社会福祉は、経済のグローバル化と長引く経済の低迷による財政削減の大きな課題がある。これまで、経済的支援を基本にした福祉サービスを提供してきたが、現在、「福祉から就労へ」、すなわちワークフェア(workfare)としての就労支を援を行うことが政治的課題となっている。障害者をはじめとして、生活保護利用者及び低所得者からひとり親世帯の母、高齢者、フリーターや刑務所出所者なとに対する職業的自立への支援が必要となってきている。本講義では、生存権と表裏一体の義務として語られる就労について、当事者への相談援助、地域の就労支援システムの構築、社会福祉士が果たす意義と役割について学ぶ。
 
 学士専門力 専門的知識、共感的理解力、実践力・問題解決力
【到達目標】
 (知識・理解)
 @労働法規について基本的理解ができる。
 A障害者や生活保護利用者を始めとして、就労支援を行う組織等の理解ができている。
 B障害者雇用納付金制度について説明ができる。
 C新しい働き方について理解できる。
 (思考・判断・表現/思考・技能・実践)
 @社会福祉士が行う就労支援の視点について自身のの見解を発表できる。
 A利用者本位の就労支援について検討できる。
 (態度・志向性)
 ・就労支援を必要とする人々の社会的要因や個人的要因に関して理解をし、権利としての労働のあり方を社会福祉専門職として追求しようとする意欲を持っている。
【授業内容】
 1 ガイダンス、 就労の意義(人間性と人格の疎外)、就労支援の目的、雇用・就労の動向
 2 労働法規の概要(最低賃金問題含む)
 3 障害者福祉施策における就労支援制度
 4 障害者雇用施策の概要(障害者就労支援の実際)
 5 生活保護制度及び生活困窮者(ひとり親、ニート、引きこもり等)に対する就労支援と専門職の 役割 
 6 ワーカーズ(視聴覚教材活用)
 7 新しい働き方協同労働とは(ワーカーズコープ原論)
 8 共に行き、共に働く社会を目指して(全国のワーカーズコープの就労支援実践より)
 9 協同労働の協同組合の就労支援の現場から
 10 地域で協同して働くこと・生きること
 11 就労支援に係る組織・団体の役割と活動の実際
 12 障害者就労支援の実際(ゲストスピーカー)
 13 職業リハビリテーション機関の役割と活動の実際
 14 就労支援分野における連携、教育施策との連携(特別支援学校との連携の実際)
 15 社会福祉士が担う就労支援、及びソーシャルワークによる就労支援の留意点
 
 【授業外の学修】
 就労支援論では、障害者のみならず、ひとり親や高齢者、生活保護利用者等を対象とします。このことから、新聞等で有効求人倍率等の雇用状況や障害者・生活保護利用者の就労問題に関する記事を読んで、まとめておいてください。
  協働総合研究所
【教育方法】
 授業は講義形式で行う。必要に応じて障害者や生活困窮者対策の就労支援に関する視聴覚教材を視聴する。また、障害者を実際に支援されているジョブコーチによる講話もある。
 
 
 【実務経験のある教員による教育方法】
 協同労働を実践しているワーカーズコープをゲストに招き、生活困窮者を内包した新しい働き方に関する講義を設けます。
【評価方法】
 (知識・理解)
 ・最終試験 80%(100%×0.8)
 ・労働法規や障害者雇用納付金制度、障害者就労支援制度の理解ができていること。
 ・生活保護受給者や生活困窮者等に対する就労支援の方法について理解出来ていること。
 
 (思考・判断・表現/思考・技能・実践)
 ・社会福祉専門職の視点での課題レポート(2回) 10%
 
 (態度・志向性)
 ・毎回のリアクションペーパーを通じ、権利としての労働のあり方を理解していること 10%
 
【必携図書】
 福祉臨床シリーズ編集委員会編、『就労支援論』第3版、弘文堂、2,400円  関連サイト
【参考図書】
 社団法人日本社会福祉士会編集『就労支援実践ハンドブック』中央法規、2010年、2808円。
 岡部卓編著『生活困窮者自立支援事業ハンドブック』中央法規、2015年、1620円。
 その他授業の中で適宜、紹介します。
【履修上の注意】
 ・欠席1回毎に2点を減点する。
 ・第6回〜10回、第12回は、ゲスト講師による講義となりますので、遅刻をしないよう注意してください。
【過去の活動状況】
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【学生へのメッセージ】
 学生自らのキャリア開発と必ず重ね合わせて授業に臨むこと。また、社会福祉実習後の講義となるため、各自実習先における就労支援の実際と課題を整理しておき、対話形式の授業のなかで議論できるように整理しておくこと。

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