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科 目 名  在宅看護学特論V
担 当 者  佐藤 悦子/泉宗 美恵
開 講 期 前期 履修年次 1 必修選択別

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単 位 数

2

時 間 数

30

授業形式

カテゴリ

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【科目の目的】
 療養上複雑で多様な課題を持つ療養者・家族やケア提供者について倫理的判断・臨床的判断を統合して、問題解決方法を教授する。
 また、リスクマネジメント(感染管理・事故予防等)について教授する。
 
【到達目標】
 (知識・理解)
 1.療養上複雑で多様な課題を持つ療養者・家族の看護倫理に関する知識を理解し、説明できる。
 2.療養上複雑で多様な課題を持つ療養者・家族の意思決定支援に関する知識を理解し、説明でき
  る。
 3.在宅におけるリスクマネジメントの知識を理解し、説明できる。
 
 (思考・判断・表現/思考・技能・実践)
 4.臨床判断と生活状況に基づいて、健康課題を持つ療養者と家族の在宅看護の計画を立案でき、実
  施、評価について検討できる。
 5.在宅看護におけるリスクマネジメントの現状及び倫理的課題を検討し、安全管理と倫理的配慮が
  説明できる。
 
 (態度・志向性)
 6.在宅ケアに関連する施設や多職種との連携とチームアプローチ展開の課題を検討し、改善策を検
  討できる。
 
 
【授業内容】
 1回 在宅における看護倫理の基礎知識         (前澤:がん看護CNS 学内准教授)
    看護における倫理とは何か考え、倫理的判断を検討するために必要な基本概念である倫理原    則、ケアリング、アドボカシーの諸理論等を学ぶとともに専門職としての倫理的責任の検討
 
 2回 在宅で遭遇する倫理的課題            (前澤:がん看護CNS 学内准教授)
    事例を用いた個人のプライバシーや個人情報をめぐる倫理的課題の検討   
  事例を用いた人権擁護に関わる倫理的課題の検討          
 
 3回 意志決定支援の基礎的知識および在宅での家族も含めた意志決定支援       (佐藤)
  インフォームド・コンセント インフォームド・チョイス 意志決定理論 渡辺式家族意思決
  定支援モデル等を学ぶとともに在宅での家族を含めた意思決定支援における課題の検討    
 4回 在宅における意思決定支援の具体的な方法                   (佐藤)
  事例を用いた具体的な意思決定支援方法の検討(難病を持つ在宅療養者の事例等) 
  意思決定支援に必要なコミュニケーションスキルの検討
 
 5回 在宅看護における安全管理 (佐藤 松本:在宅看護CNS 甲州市社会福祉協議会訪問看護ス
  テーション)
    在宅ケアにおける事故の実態と倫理的課題、リスクマネジメントの検討
  組織的に行う予防策を積極的に実施するための事例検討
 
 6回 在宅ケアにおける感染管理上の課題と対応      (平尾:学内感染看護教授 佐藤)
    感染予防に関するCDCガイドライン
  医療処置における感染管理 組織的に行う感染管理および事例検討
 
 7回 訪問看護過程の展開方法(1)―1                    (佐藤 泉宗)
  健康課題を持つ個人の心身の状態の臨床判断
  家族の状況と生活上の課題の判断
   生活を考慮した具体策の立案       
 
 8回 訪問看護過程の展開方法(1)―2                    (佐藤 泉宗)
  健康課題を持つ療養者の看護過程                    
    在宅における優先度の考え方と目標設定の検討
    在宅看護の評価                                 
 
 9回 訪問看護過程の展開方法(2)―1(泉宗 中島:在宅看護CNS 東久留米訪問看護ステーション)
    療養上複雑な課題を持つ終末期にある事例(がんターミナル期にある事例や壮年期療養者の
    事例等)について、生活ニーズを抽出、倫理的・臨床的判断の検討
 
 10回 訪問看護過程の展開方法(2)―2(泉宗 中島:在宅看護CNS 東久留米訪問看護ステーシショ   ン)
    療養上複雑な課題をもつ終末期にある事例(がんターミナル期にある事例や壮年期療養者の   事例等)について、問題解決に向けた方略、看護過程の検討
 
 11回 訪問看護過程の展開方法(3)―1                   (佐藤 依田)
    療養上複雑で多様な課題をもつ認知症の事例(独居高齢者の事例)について、生活ニーズを   抽出し、倫理的・臨床的判断の検討                     
 
 12回 訪問看護過程の展開方法(3)―2  (佐藤 依田 小林:司法書士 リーガルサポート山    梨)
    療養上複雑で多様な課題をもつ認知症の事例(独居高齢者の事例)について、問題解決に向   けた方略、看護過程の検討 
    成年後見制度について
 
 13回 訪問看護過程の展開方法(4)―1                    (泉宗 佐藤)
    療養上複雑で多様な課題をもち関わるチーム間の調整が必要な事例(ALS在宅療養者の事例)
    について、生活ニーズを抽出、倫理的・臨床的判断・問題解決に向けた方略の検討    
 
 14回 訪問看護過程の展開方法(4)―2                   (泉宗 佐藤)
    療養上複雑で多様な課題をもち関わるチーム間の調整が必要な事例(ALS在宅療養者の事例)   について、チームアプローチに関するアセスメントを行い、調整に関する方略の検討 
    チームアプローチに関するスキルの検討                
 
 15回 1〜14回の講義を通して学んだ知識や事例をもとに、学生が経験した療養上複雑で多様な課題   を持つ事例のリフレクションや、今後、展開する在宅における看護過程の展開についての気   づきや学びを討議    
                                     (佐藤 泉宗)
 
 
【教育方法】
 事前課題に対する学生のプレゼンテーションをもとに討議を行うアクティブラーニングで展開する。
【評価方法】
 (知識・理解)
 事前・事後課題レポート (50%)
 (思考・判断・表現/思考・技能・実践)
 討議・プレゼンテーション (40%)
 (態度・志向性)
 参加態度 (10%)
【必携図書】
 指定しない。
【参考図書】
 ・中山和弘 岩本貴 編:患者中心の意思決定支援 中央法規 2012
 ・SaraT.Fry Mrgan-Jane Johstone著 片田典子 山本アイ子訳:看護実践の倫理 第3版 日本看
  護協会出版会  2010
 ・宮脇美保子:身近な事例で学ぶ看護倫理 中央法規 2008
 ・Ann B.Hamric Charlene M.Hanson Mary Fran Tracy Eileen T.OGrady 著 中村美鈴 江川幸二 
  訳 高度実践看護統合アプローチ へるす出版 2017
 ・Anne J.Davis Verena Tschudin Louise de Raeve 著 小西恵美子監訳:看護倫理を教える・学ぶ 日本看護協会出版会 2008
 ・前田ひとみ 南塚貴代美 矢野久子:訪問看護ステーションにおける耐性菌感染症並びに看護ケ
  アの実態と課題 日本環境感染学会 2011・26(5)285-92
 ・吉澤紀美 田辺文憲:在宅患者の再利用する気管内吸引カテーテルの細菌汚染の実態 山梨大学
  看護学会誌 2010.8(2)7-12
 ・堀 賢:感染対策実践マニュアル第3版 考え方と運営のポイント(株)じほう 東京 127 2015 
 ・佐藤栄子 編著:事例を通してやさしく学ぶ 中範囲理論入門 第2版 日総研 2009
 ・黒田裕子 監修:寛喜お診断のためのよくわかる中範囲理論 第2版 学研 2015
 ・新井誠 編集:実践 成年後見NO80 高齢者医療と成年後見 民事法研究会 2019
 ・佐藤悦子代表 山梨県看護協会編 看護の連携を推進するために 山梨県看護協会 2003
 ・佐藤悦子:トータル・サポート・マネジャーを育てるー訪問看護の充実、チーム医療の質向上を
  目指す取り組み 訪問看護と介護 23(8) 583-589 医学書院 
 
【履修上の注意】
 事例分析を行いますので、看護理論や看護過程の基本的な知識の復習をして臨んでください。
【過去の活動状況】
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【学生へのメッセージ】
 オフィスアワーは、特に設定しない随時。
  質問等がある場合は次のメールアドレスまで etukos@yamanashi-ken.ac.jp
 

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