戻る

科 目 名  国際看護学
担 当 者  井川 由貴/長坂 香織
開 講 期 後期 履修年次 2 必修選択別

選択

単 位 数

1

時 間 数

15

授業形式

講義

カテゴリ

地域課題科目

 
【科目の目的】
 現代社会は、グローバリゼーションがもたらした人と物の移動に伴う様々な課題に直面している。当然、保健医療分野においても、これらの地球規模の課題を捉える視点が不可欠となっている。この状況を踏まえ、本科目では、国際看護の実践に必要な基本的知識と実践的な方法を教授する。国や地域、文化や人種などの違いを超えた看護のあり方を学生自らが考えることを通し、国外だけでなく自国での医療・看護についての理解を深めるとともに、地球規模の健康課題達成のために看護職が担う役割を考える力を養う。
 
 学士専門力:「教養を高める力」「自己学修力」「探究する力」
     「思考力・判断力」「連携し協働する力」「変革を志向する力」
【到達目標】
 (知識・理解)
 1.国際看護における課題を理解し説明できる。
 2.国際看護活動の実践方法について異文化コミュニケーションにおける援助関係の形成や多職種との連携等の例をあげて説明できる。
 (思考・判断・表現/思考・技能・実践)
 3.国や地域、文化や人種などの違いを踏まえた看護の在り方について考え、説明することができる。
 4.国際的な視点における看護のあり方と看護職の役割について考え、説明できる。
 
 (態度・志向性)
 5.広く国際保健医療分野の課題に関心を持って探求し、これからの国際看護に必要な取り組みについて述べる事ができる。
【授業内容】
 第1回 9月28日(月)4限 科目オリエンテーション(井川)
  国際看護学の意義と普遍性、国際看護の歴史的変遷 
 第2回 9月28日(月)5限 国際看護の理解に必要な主要概念、
  国際保健医療活動を推進する人と機関*(井川)
 第3回 9月30日(水)5限 多文化共生と在留外国人への保健活動の実際(長坂)
 第4回 10月2日(金)3限 異文化における看護を理解するための枠組み*(長坂)
 第5回 10月5日(月)5限 在日外国人が体験する日本の医療、米国での看護研修体験
  (ゲストスピーカー)を踏まえた学生間ディスカッション
 第6回10月16日(水)2限 開発途上国における国際看護活動の実際@(JICA山梨デスク)
 第7回10月16日(水)3限 開発途上国における国際看護活動の実際@(NPO法人ISAPH)*    
 第8回 12月2日(水)5限 学生プレゼンテーション 国際的視野から「看護」を考える(学生)
 
 
 (授業外の学修)
 1)地域課題科目としての授業外の学修
  本科目は、文部科学省「地(知)の拠点整備事業」に関連する地域課題科目であり、地域課題の解決に必要な知識・技術・態度の修得を目標とする具体的な教育内容を含む科目である。
  本科目では、国際保健医療活動への関心を深めキャリア形成の幅を広げる機会と、多文化化の中で保健・医療を十分享受できない外国籍あるいは外国に出自を持つ人々への健康課題および必要な看護活動について任意の体験を通して学ぶ機会を、以下の通り提供(予定)している。
 
  @ 10月1週目(土, または日)(中央市)
    多文化共生推進モデル地区での身体計測(身体計測、BLS指導)への参加
    * 2019年度は外国籍住民とのスポーツ交流イベントとして開催
  A 10月15日(木)19:00-20:30 (山梨県立大学看護学部 101講義室)
    やまなし医療通訳研究会(AIMY)への参加:医療における通訳の現状と課題を考える
  B 10月 日程調整中(南アルプス市 藤田)
    ブラジル人学校(アルプス学園:NPO法人未来への扉)での健診補助
 
 
 2)プレゼンテーションに向けた授業外の学修
  最終回の学生のプレゼンテーションでは、本科目の学びをグループで統合して発表する。グループは、上記の授業外活動に任意で参加する学生をランダムに配置して編成する。発表に向けた個人の学びや体験の共有を図り、グループのまとめとして統合する時間を授業外の学修にあてる。
 
【教育方法】
 教育方法
  講義および学生主体のディスカッションとプレゼンテーションを含むアクティブラーニングにて授業を進める。
  学生ディスカッションでは、在日外国人(ゲストスピーカー)からの異文化の医療についての体験と、臨床看護師からの米国研修体験を聞き、当事者の声を活かしたディスカッションの場とする。また、ODAを担うJICAと草の根支援を行うNPO法人の実践家からの講義により国際看護活動の実際を学ぶ機会を提供する。さらに、本科目は地域課題科目であり、外国籍あるいは外国に出自を持つ人々が看護の対象者として地域にいることを知り、彼らの健康課題や必要な看護について体験を通して学ぶ機会として、「外国人健康相談会」「医療通訳研究会」「地域在住外国人との交流会」等、国内における国際理解として地域参加の機会を提供している。これらの機会で得た学びを、最終コマで学生プレゼンテーションを行い共有する。各講義後にはリフレクションペーパー(*の回にリフレクションペーパー記載)にて学びを振り返る。
  
 (実務経験のある教員による教育方法)
  本科目の担当教員は、所属大学の看護学部において、主に東南アジアを中心とした開発途上国に赴き国際保健医療を教授する実践科目を担当している。また、看護学部の国際交流推進や自治体国際化協会(CLAIR)認定 多文化共生マネージャーとして地域の多文化共生に向けた活動を行う教員が担当しており、国際保健医療の実際と知識を統合させた授業を行う。
 
【評価方法】
 (知識・理解)
 (知識・理解)の到達目標1、2については、各講義後のリフレクションペーパー(15%)によって評価する。
 
 (思考・判断・表現/思考・技能・実践)
 (思考・判断・表現/思考・技能・実践)の到達目標3〜5については、最終レポート(30%)とワークショップ(15%)プレゼンテーション(20%)で評価する。
 
 (態度・志向性)
 (態度・志向性)の到達目標5については、授業参加態度(20%)にて評価する
【必携図書】
 なし
【参考図書】
 田村やよひ(編)、国際看護学‐看護の統合と実践B 第2版、メヂカルフレンド社、2012、2,268円
 ISBN: 978-4-8392-3282-5
 近藤麻理、知って考えて実践する国際看護 第2版、医学書院、2018、1,944円(電子版1,944円)
 ISBN: 978-4260035361
 日本国際保健医療学会(編)、国際保健医療学 第3版、杏林書院、2015、3,456円
 ISBN: 978-4-7644-0531-8
 李節子(著)、医療通訳と保健医療福祉−すべての人への安全と安心のために、杏林書院、2015、
   2,700円  ISBN: 978-4-7644-0535-6
 李節子(著)、医療通訳と保健医療福祉−すべての人への安全と安心のために、杏林書院、2015、
   2,700円  ISBN: 978-4-7644-0535-6
 柳沢理子(編)、国際看護学 看護の統合と実践 開発途上国への看護実践を踏まえて、ピラールプレ 
   ス、2015、3,024円   ISBN: 978-4-86194-114-6
 沢田貴志(監修)西村明夫(編)、医療現場で必要な多言語コミュニケーションのための6か国語対応 医療通訳学習テキスト、創英社/三省堂書店、2017、3,780円 ISBN-13: 978-4881429570
 日本看護科学学会 異文化看護データベース. http://jans.umin.ac.jp/iinkai/intl/index02.html
 
【履修上の注意】
 ---
【過去の活動状況】
 ---
【学生へのメッセージ】
 本科目は「国際保健医療演習(履修年次2,3年後期)」の履修および海外研修の前提として履修していることが望ましい。

Copyright Yamanashi Prefectural University. All rights reserved.

戻る