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科 目 名  学校保健論
担 当 者  小尾 栄子
開 講 期 後期 履修年次 4 必修選択別

選択

単 位 数

2

時 間 数

30

授業形式

講義

カテゴリ

地域関連科目

 
【科目の目的】
 ・現代社会における児童・生らの健康問題および健康課題について学び、理解を深められるよう、社会のあり方と関連付けて教授する。
 ・児童・生徒らの健康の保持増進を推進するため、学校保健の目的及びその仕組み、学校保健活動について学ぶことが出来るよう、理論に基づき教授する。
 ・学校保健活動における養護教諭の役割を考えるとともに、養護教諭の基本的能力を身につけることができるよう実践例を踏まえ指導する。
 ・保健師課程で学ぶ学生において養護教諭二種免許状取得の希望のある者が、必要事項を学べるよう基本的な内容を享受する。
 
 ・学士専門力「教養を高める力」「自己学修力」「探究する力」「援助関係形成力」「思考力・判断力」「看護実践力」「連携し協働する力」「変革を志向する力」
 
 
【到達目標】
 (知識・理解)
 1.学校保健と学校安全の目的、理念などについて法的な背景も含めて理解し、説明できる。
 2.児童・生徒らの発育・発達の特性を学び、近年の子どもたちの複雑な心身の健康課題(アレルギ―、貧困、児童虐待、いじめ、犯罪、慢性疾患、波立障害、特別な支援の必要な子ども、性感染症など)について知識を深める。また、教職員の健康をもふまえ、学校保健の対象への健康支援のあり方について理解を深め、説明できる。
 3.学校における養護教諭の役割や養護教諭に必要とされる基本的能力を理解し、説明できる。
 
 (思考・判断・表現/思考・技能・実践)
 1.近年の子どもたちの健康問題とその背景の理解に基づいた、健康相談活動の基本的技術が活用できる。
 2.保健室経営にまつわる様々な傷病のアセスメントや応急手当て、さらに学校環境衛生検査等の、養護教諭に必要とされる基本的技術を身に付け、活用できる。
 
 
 (態度・志向性)
 1.学校保健に携わる教員、また学校保健組織の一員である専門職としての姿勢を身に付ける。
 2.地域の子どもたちの健康の保持増進を推進するため、必要な学内外の専門職との連携や、地域との連携を重視する姿勢を身に付ける。
 
【授業内容】
 @ 1.学校保健の目的と仕組み      (小尾)
     1)学校保健の歴史   
 A 2)学校教育における学校保健の意義と目的  
     3)学校保健の構造と活動の場
 BC2.児童・生徒等の健康課題      (小尾)
     1)児童・生徒らの発育と発達課題
 D 2)児童・生徒らの健康状態及び健康問題の動向
     3)現在の児童・生徒らが抱える身体的・精神的健康課題
 EF3.学校保健活動の実際        (小尾)
     1)学校保健計画        
 G 2)学校における保健教育  保健学習、保健指導
 H 3)学校保健管理:健康診断、健康相談、救急看護、
               学校環境衛生
 IJ4.養護教諭の役割と保健室の機能    (有野/小尾)
     1)養護教諭の専門的機能
  2)保健室の機能と運営
 K 3)関係機関との連携
 LM 4)養護教諭の活動の実際−1、2
 N 5.地域保健活動と学校保健      (小尾/ゲスト講師、当事者の会代表)
 
 
 【授業外の学修】
 ・第1回目の授業では授業計画一覧を配付し今後の授業進行について確認する。毎回、各授業回におけるテキストの該当頁の予習を指示し、予習内容は授業内でプレゼンテーションにより理解状況を確認し、不明な点が残らないように進める。
 ・授業進度に応じて、各授業回で個別あるいはグループ学修による学修課題を提示し、自己(或いはグループの)学習内容のまとめを次の受業で発表し共有する。
 
【教育方法】
 1.講義:教科書を補足したプリント資料やデータ資料、視聴覚教材を活用して講義を深める。
 2.グループワーク:社会的背景をふまえ、児童・生徒等のかかえている健康問題・課題のなかで関心を寄せてほしいテーマを設定し、子どもたちの健康課題を学習し、検討する。グループごとの発表をとおして相互の学習を深める。
 3.演習:保健室経営にまつわる傷病の応急手当てや、定期健康診断に必要な技術、また、学校
   環境衛生検査等の基本的技術を、ロールプレイを交えながら学ぶ。
 
 ※1.2.3の学習においてはアクティヴラーニングを取り入れ効果的に学習する。
 
 ・4年次の後期に展開する授業であり、統合的な学習内容が可能なため、個人の資質を生かしたワークやグループダイナミクスを生かした複数人数によるワークを効果的に用いた講義と演習によるアクティブ・ラーニングで授業を進める。
 ・実践者としての技術を身に付けることが出来るよう、環境衛生検査や健康診断に必要な基本的な技術の習得を、学生自身で学び実践できる技術体験を取り入れる。
 ・教材はテキストの基本的な内容をベースに、広く社会の中で成長する子ども像をとらえられるようにDVD 映像や学術論文、新聞記事等を用い、またスライドも含めた講義形式で授業を行う。
 ・毎回、シャトルカード方式のリフレクション・ペーパーを配布し、履修者から寄せられた質問や意見を次回の授業で紹介し、意見交換を行う。
 ・地域で子どもの支援を行っている自助グループや現任教員をゲスト講師に迎え、近年のトピックスも含めて子どもたちを取り巻く知識を確認し、思考を深めることが出来るような授業を進める。
 
 【実務経験のある教員による教育方法と教育内容】
 ・教員の資格・職業・実務経験:専任教員は県内公立小学校高等学校、大学の保健センターでの養護教諭としての実務経験を有する者であり、現任の養護教諭を非常勤講師に迎えて行う。
 ・ゲスト講師の講義内容により、保健室で気がかりな子どもたちに向き合う養護教諭に、更に望まれる対応について、当事者としての立場からの理解を深める。
【評価方法】
 (知識・理解)
 80点   客観テスト(期末テストではなく複数の小テストを行う)60%
 
 (思考・判断・表現/思考・技能・実践)
 20点   演習・課題レポート                20%
 (態度・志向性)
 20点   演習・グループワークへの取組み          20%
【必携図書】
 『国民衛生の動向(厚生の指標 増刊)』最新版          2.400円(厚生統計協会)
 『学校保健ハンドブック 第7次改訂』/教員養成系大学保健協議会編  3.564円(ぎょうせい
【参考図書】
 『養護概説 第5版』/杉浦守邦監修       2.505円(東山書房)
  他、適宜提示する。
 
【履修上の注意】
 学校保健論の内容は保健師国家試験の出題基準の範囲内である。
 最近は出題数が多くなり、学校と地域の連携に関する問題も重視されており、その点も留意して履修してほしい。
 演習は保健室経営と養護教諭の役割に特化した内容を充てるため必ず出席すること。
 
 参考サイト: 文部科学省公式HP    日本学校保健学会  小児保健協会
 
【過去の活動状況】
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【学生へのメッセージ】
  これまでの履修科目の中で、特に小児看護学、精神看護学等、そして公衆衛生看護学概論、地域保健活動論Tの学修内容が連動しているため、復習をして臨んで欲しい。
  オフィスアワーは特に設けず、在室時に適宜質問を受け付ける。また、授業のコマ割り毎に毎回、感想と質問を受け付けるリフレクションシート(シャトルカード)を用いるので、積極的に利用してほしい。
  学校保健に関するタイムリーな情報提供サイトとして「スクウェル」があるので、日頃から閲覧し、出来ればメールマガジン(無料)を購読すると良い。また、文部科学省や厚生労働省のサイトの閲覧も可能な限り心掛けること。

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