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科 目 名  国際協力
担 当 者  川元 克秀/吉田 均
開 講 期 前期 履修年次 1 必修選択別

選択

単 位 数

1

時 間 数

15

授業形式

講義と演習

カテゴリ

地域関連科目

 
【科目の目的】
  国際協力に関する基本概念を学び、地球市民という視点から、貧困問題・環境破壊・人権問題・格差問題など地球規模の課題について理解を深める。また、幅広い国際協力活動の展開に必要な、具体的方法論を習得する。
 
  ◆学士基盤力:「自然・社会・文化理解」「人選力・問題解決力」「自己学修力」
  「地域・国際コミットメント力」
 
  ◆学士専門力:「変革を志向する力」「探究する力」
【到達目標】
 (知識・理解)
 1)国際協力の課題を、具体的に説明できること。
 
 2)国際協力の手法を、具体的に理解できること。
 
 (思考・判断・表現/思考・技能・実践)
 1)地球規模の問題について、その本質を理解し、活動の展開とそこでの課題に対する自身の意見を持てるようになること。
 
 2)国際協力を多面的に捉える判断力・思考の枠組みを、獲得すること。
 (態度・志向性)
 1)国際協力の面白さが分かり、国境により閉じ塞ぎ込み得ないグローバルな問題に関し、旺盛な好奇心を持ちつつ、自己の日々の生活を組み立てられること。
 
 2)国際社会で起きている現象を、世界中の個々人の判断や決定や責任を超えた、「いのち」の存立基盤としての社会構造から捉える発想を、習慣化できること。
【授業内容】
 【授業内容】
 
 第1回 国際理解教育の方法を使った実習 (吉田 均)
  ;国際理解教育という分野を理解し、実際に国際理解教育のキットを利用して、
  世界の状況を体験する。それにより現在の自分の生活を改め考える。
 
 第2回 地方都市における国際協力体制 (吉田 均)
  ;「知的インフラ」をキーワードに、山梨県内の国際化と国際交流機関の現状に
  ついて考える。あわせて過去に本学学生が実施した国際協力事業やインターン
  の事例を紹介する。
             
 第3回 お父さんは「働かない」のか、「働き口がなくて働けない」のか? (川元 克秀)
  ;子どもになら仕事があるという途上国の社会構造と「外部」としての先進国民
  が口にする「児童労働」「子どもの人権」の本質
 
 第4回 専制的でも「平等に飢えが少ない」社会と、民主制でも「格差」が大きい社会と
  では、市民はどちらでこそ生活し易いのか? (川元 克秀)
  ;「アメリカンドリーム」のような、平等な競争機会の存在「幻想」は、どのような
  装置として、誰の何を隠蔽し正当化やすいのか
 
 第5回 「教育」を手段とした大国による途上国への「介入」は、現地の庶民に対し西洋
  化や物質主義的豊かさと共に、何をもたらし易いのか? (川元 克秀)
  ;農村部から都市部への人口移動による副次作用とは
 
 第6回 平和や民主化を実現するための暴力・戦争を否定しない「民主主義システム」は、
  何を目指す社会の市民にとって有益なのか? (川元 克秀)
  ;万能薬としての民主制メカニズムは存在するのか
 
 第7回 山梨県立大学の国際協力 (吉田 均)
  ;山梨県立大学の教員が実施した中国成都市での震災復興事業を事例に、国際
  協力の地域振興効果や課題を考える。あわせて国際協力における山梨県立大学
  の可能性を問う。
 
 第8回 遠く離れた途上国の貧困・飢え・痛みに、先進国に住む庶民は、手を差し出す「義務」
  を有するのか? (川元 克秀)
  ;一人一人の地道な国際協力に向けて(学習のまとめ)
 
 
 【授業外の学修】
 
 1.予習(第3〜4回と第5〜6回の分):学習内容に関連したキーワードを事前に提示しますので、提示されたキーワードについて、図書館やネット等で事前に調べてきてください。ただしこのキーワド内容の探索は、単に新たな知識を得るに止まることなく、そのキーワドに関連した自己の前提・立脚点を確認してくることを求める内容です。
 
 2.振り返り(第1回・第2回・第7回の分):授業後には、振り返りメモを提出することを求めます。
 
 3.授業を契機とした実践の試行:授業中に紹介した活動の内、関心を持ったボランティア活動や行事等があった場合には、任意にて参加することを求めます。
 
 4.復習(第3〜4回と第5〜6回の分):その授業回で提示した題材を、教員が提供した論点から振り返り、自己の前提・立脚点の源泉を言語化する作業に取り組んでもらいます。尚、この結果は、毎回「題材振り返り小レポート」として、次回授業回の冒頭に提出を求めます。
 
【教育方法】
 【教育方法】
 
  学習は、講義に加えディスカッションや、アクティブラーニングの一手法としての『ロールプレイを含んだペアワークとリフレクションの相乗的繰り返し』の方法により、思考の深化を試みながら進めます。
 
 
 【実務経験のある教員による教育方法】
 
  講義の一部を担当する吉田均の職業・実務経験:笹川平和財団プログラムオフィサー、外務省専門調査員、東京財団研究員、環日本海経済研究所客員研究員として、国際交流や国際協力を企画実施、関連政策を研究してきた。これらの実務経験を活かし、関連するキャリアの現状や準備方法について教授する。
 
  山梨県立大学、地(知)の拠点事業
【評価方法】
 (知識・理解)
 課題レポート(50%)
 (思考・判断・表現/思考・技能・実践)
 各回の授業参加態度(50%)
 
 (態度・志向性)
 評価対象としません。
【必携図書】
 使用しません。
【参考図書】
  1) 佐原隆幸・徳永達己『国際協力 アクティブ・ラーニング』 (弘文堂)、2016,(1800+税)
  2)下村恭民ほか『国際協力』(有斐閣)2004
  3)後藤一美・大野泉・渡辺利夫(編)、2005年、『シリーズ国際開発第4巻 日本の国際開発協 力』日本評論社、2800円+税)
  4)毛受敏浩(編著)、2003年、『国際交流・協力活動入門講座I 草の根の国際交流と国際協力』 (明石書店、2300円+税)
  5)目加田説子『国境を越える市民ネットワーク』(東洋経済新報社)2003 
  6)山本一・山形辰史『国際協力の現場から 開発にたずさわる若き専門家たち』
   (岩波書店)2007     
  7)日本国際保健医療学会編『国際保健医療学 第2版』(杏林書院)2005
  8)川野雅資監修『国際看護学』(日本放射線技師会出版会)2007
  9)阿藤 誠 日本語版監修『UNFPA世界人口白書 2015』ジョイセフ 
  10)アーヴイン・ウエルシュ他 角田光代訳『Because I am a Girl 』英治出版
【履修上の注意】
  途上国の健康、貧困、私たちの身近にある「いのち」の格差について、講義開始前までにじっくり考えてきてください。
【過去の活動状況】
  山梨県立大学、地(知)の拠点事業
【学生へのメッセージ】
 授業内容などへの質問がある場合には、以下、それぞれの教員宛てにお願いします。
 
 吉田 均(第1回・第2回・第7回の講義について)
 : huiyoshida@yahoo.co.jp,随時(事前のアポイントが必要)
  (飯田キャンパス B210研究室)
 
 川元 克秀(第3〜4回・第5〜6回・第8回の講義について)
 :k-kawamoto@yamanashi-ken.ac.jp,随時(事前のアポイントが必要)
  (池田キャンパス 125研究室)
 

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