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科 目 名  農業と食料
担 当 者  澤登 芳英
開 講 期 前期 履修年次 3 必修選択別

選択

単 位 数

2

時 間 数

30

授業形式

講義

カテゴリ

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【科目の目的】
 近年、農業と食をめぐる様々な問題や課題が社会問題として顕在化してきている。国内では、農業従事者の高齢化問題・後継者不足から将来の農業への危機感がある一方で、有機農業の進展と有機農産物の地域的普及、農業に「ビジネスチャンス」を見出す動きや若者の農業・農山村回帰に見られるような農業復権の情勢もある。
 国際的には、TPP・EPAなど農業分野に大きな影響を与える市場開放・貿易自由化問題、遺伝子組み換え作物の生産普及による食の安全性の問題が大きくクローズアップされてきている。
 このような、社会的にも注目され議論されている農業と食料に関して国際的な動向も視野に入れた基礎的な知識と新たな動きを習得し、これからの持続可能な農業と安全・安心な食料を考える上での土台形成を目的とする。そのために下記到達目標に掲げる知識や思考を教授する。
 
  学士専門力:「地域マネジメント専門力」
 
【到達目標】
 (知識・理解)
 1.農業と食料に関する国内外情勢を踏まえた基礎的な知識を身につける。
 2.有機農業など農と食をめぐる新しい動向を理解する。
 3.農業が地域社会に与えているプラス・マイナス面の影響や役割を山梨県と県内地域を事例に理解する。
 
 (思考・判断・表現/思考・技能・実践)
 農業と食料をめぐる動向と課題を総合的・国際的に理解し、これからの農業(本来の農業のあり方)と食生活(農的な思考の暮らし方)を思考する。
【授業内容】
 第1回 ガイダンス
 第2回 日本農業の現状と課題1〜高齢化・担い手問題と耕作放棄地問題
 第3回 日本農業の現状と課題2〜野生鳥獣害問題
 第4回 日本農業の現状と課題3〜TPP・EPAなどによる貿易自由化と日本農業
 第5回 世界農業の現状と課題1〜ランドラッシュの始まりと現状
 第6回 世界農業の現状と課題2〜遺伝子組み換え作物
 第7回 世界農業の現状と課題3〜地球温暖化の影響
 第8回 地域農業の現状と課題1〜山梨県の果樹農業とぶどう・ワイン産業
 第9回 地域農業の現状と課題2〜果樹農業の「外部経済」と「外部不経済」
 第10回 農業をめぐる新たな動き1〜有機農業の実践・考え方と本来農業
 第11回 農業をめぐる新たな動き2〜農山村回帰と都市農山村交流
 第12回 農業をめぐる新たな動き3〜農業の「ビジネス化」2つの流れ
 第13回 食料をめぐる新たな動き1〜食のグローバル化とスローフード
 第14回 食料をめぐる新たな動き2〜食の安全性
 第15回 まとめ〜持続可能な農業と食料としてのアグロエコロジー
 
 【授業外の学修】
 第4回、第7回、第12回の授業終了時に各800字程度のミニレポートを課すため次回の授業時に持参する。
 
【教育方法】
 PPTやDVDなどの映像資料、元資料を用いて講義形式で進める。
 授業内に提出するミニレポートおよび授業後(授業外の学修)に作成するミニレポートの提出を求めることにより理解度を確認する。
 
 【実務経験のある教員による教育方法】
 教員の資格・職業・実務経験
 農学博士
 現在の職業 農業:有機・農薬不使用果樹(生食用・醸造用ブドウとキウイフルーツ)栽培
 他大学での非常勤講師歴15年
 具体的な教育方法
 ・農林水産省外郭団体での調査研究員経験20年、他大学での非常勤講師経験を生かして指導を行う
 ・現在の職業である有機農業の現場経験を通して学んだ知識や自然観、自然と人間との相互関係を授業の基本に位置づけている
 
【評価方法】
 (知識・理解)
 ミニレポート 30%
 (思考・判断・表現/思考・技能・実践)
 学期末レポート 60%
 (態度・志向性)
 授業態度 10%
【必携図書】
 指定しない
【参考図書】
 中島紀一ほか「有機農業の技術と考え方」コモンズ
 小田切徳美ほか「始まった田園回帰 現場からの報告」農文協ブックレット12
 21世紀政策研究所偏「2025年日本の農業ビジネス」講談社現代新書
 
 そのほか授業中に紹介・指定します。
 
【履修上の注意】
 講義内容は必要に応じて変更することがあります。
【過去の活動状況】
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【学生へのメッセージ】
 農業や食料をめぐる新しい動きが国内外で起こっている時代です。メデイアニュースや新聞などを見聞して絶えずアンテナを張っておいて下さい。

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