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科 目 名  社会福祉論U
担 当 者  下村 幸仁
開 講 期 後期 履修年次 1 必修選択別

選択

単 位 数

2

時 間 数

30

授業形式

講義

カテゴリ

地域関連科目

 
【科目の目的】
  ソーシャルワークの哲学や社会科学としてのソーシャルワークの歴史的展開等について学び、さらに社会福祉に関わる制度・政策の法制度、体系、行財政等について学ぶ。そして、福祉政策の論点・手法や政府・市場の役割と、それがどの様に変質してきているかをクリティカルに学ぶことを目的とする。また、政策の決定過程と評価などの福祉政策の構成要素や関連政策について学ぶこととする。
 
  学士専門力:「知識理解力」「思考・技能」「地域貢献力」「態度・志向性」
【到達目標】
 (知識・理解)
 @ 福祉政策における主体と対象、必要と資源について理解できる。
 A 福祉制度の発達段階を理解できる。
 A 福祉政策の現代的課題と論点が理解できる。
 C エスピン・アンデルセンなどの主要な福祉レジームを理解できる。
 (思考・判断・表現/思考・技能・実践)
 @社会福祉士養成課程の新カリキュラムでは、措置制度からの転換を前提とした内容となっているが、契約制度をクリティカルに思考することができ、かつ生存権に基づく社会福祉政策の視座を身につけている。
 A福祉政策の現代的課題を、臨床的視点を踏まえてマクロに展開できる。
 (態度・志向性)
 ・ソーシャルワーク活動における住民個々の福祉的問題を社会的問題としてマクロに捉え、社会福祉政策に反映しようとする姿勢を持っている。
【授業内容】
 1 オリエンテーション、現代社会における福祉領域の意義と考え方
 2 50年勧告から95年勧告まで
 3 福祉国家から福祉社会へ
 4 社会福祉をめぐる本質論争
 5 社会レジーム(エスピン・アンデルセンの福祉レジーム論を中心に)
 6 福祉制度の発達過程(イギリスにおける救貧法に視点をあてて)
 7 日本における福祉制度の発達過程・・・70年代の転換期から地域共生社会へ
 8 福祉政策におけるニーズと資源・・・ブラッドショーと三浦文夫
 9 福祉政策の対象別課題@(生活保護制度、ひとり親と子どもの貧困)
 10 福祉政策の対象別課題A(高齢者、障害者及び児童関連)
 11 福祉政策の課題と論点
 11 福祉政策における政府・国民、市場の役割、決定過程及び政策評価
 12 福祉の供給過程と利用過程
 13 関連政策(教育・住宅・労働)
 14 倫理と正義を基盤にしたこれからの社会福祉・・・正義論と潜在能力アプローチ
 15 ソーシャルワークと福祉政策
  定期試験
 
 
 【授業外の学修】
 ・前期科目「社会福祉論T」の講義ノートを、本科目履修前に整理しておくこと
 ・シラバスに即して、関係する社会福祉問題を新聞等を読んで、問題点や背景・課題について自分の考えを整理しておくこと。
 ・事後学修として、毎回の講義内容を自分なりにまとめておくこと。
【教育方法】
 対話形式の講義を中心に、適宜新聞などのトピック、視覚的教材も活用し、社会福祉政策に関する理解を深める。
 
 【実務経験のある教員による教育方法】
  福祉事務所での長い実務経験および社会運動の実践から、現代社会で課題とされる福祉問題について検討していきます。また、社会運動家の方々をゲストスピーカーにして招き、福祉制度に内在する問題に目を向ける機会を設けます。
 
【評価方法】
 (知識・理解)
 ・定期試験 80%(100%×0.8)
 ・福祉政策の現代的課題が理解出来ていること。また、主要な福祉モデルの整理ができ、知識が身についていること。
 
 (思考・判断・表現/思考・技能・実践)
 ・福祉政策を批判的に論じる力がみについていること。
 ・課題レポートの提出状況・内容 20%
 
 (態度・志向性)
 ・毎回行うリアクションペーパーにより講義で触れる政策内容等に関して理解しようとする(上記の思考・判断・表現に10%以内で加点します)。
 ・欠席1回につき2点を減ずる。また、白紙のリアクションペーパーに関しては欠席と見なします。
 
【必携図書】
 福祉臨床シリーズ編集委員会編、『現代社会と福祉』第4 版 、弘文堂、2,750円
 
【参考図書】
 ・エスピン・アンデルセン著、岡沢・宮本監訳『福祉資本主義の三つの世界−比較福祉国家の理論と動態』ミネルヴァ書房、2003、3,400円
 ・財団法人厚生統計協会『国民の福祉の動向』や厚生労働省「厚生労働白書」などは図書館にもありますので、各自参照にすること。
 その他、適宜参考図書は紹介します。
【履修上の注意】
 ・対話形式の講義を心がけて臨むこと。
 ・新聞やweb上の新たな社会福祉問題に関心を持つようにすること。
 ・例年単位を落とす者が一定数いるため、集中して授業に臨んでください。
【過去の活動状況】
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【学生へのメッセージ】
 ・社会福祉論は、猫の目のように変わる福祉政策における現行カリキュラムでも原理論の役割はいささかも色あせてはいない。そして、2021年からの新カリキュラムでは、むしろ、そのことは重要性を増している。ついては、基本的な事項は必ずその日のうちに復習を行うこと。
 ・テキスト巻末の国家試験対策用語集については、事後学修のなかで自分なりにまとめる習慣をつけましょう。
 

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