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科 目 名  日本語教育特講(外国籍児童生徒等)
担 当 者  萩原 孝恵
開 講 期 集中 履修年次 3・4 必修選択別

選択

単 位 数

2

時 間 数

30

授業形式

講義

カテゴリ

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【科目の目的】
 この授業では、日本語を学ぶ/複言語で育つ子どもたちが直面する課題について、自らの目で見て、そして耳で聞いて、といった体験を通して実感したことを学びや理解につなげていく。
 この授業を履修することにより、ひとつの教育上の問題として、日本語を学ぶ子どもたちの現状理解や学習支援の方法について考えられるようになることを目指す。
 また、日本語指導が必要な児童生徒の日本語能力や学習言語能力を測るアセスメント・ツールとして開発された「DLA」(Dialogic Language Assessment for Japanese as a Second Language:外国人児童生徒のためのJSL対話型アセスメント)について、その理論と背景を紹介したうえで、実践部分を導入する。
 学士専門力:
 ・国際コミュニケーション「国際コミュニケーション専門力」
 ・国際ビジネス・観光  「国際政策教養力」
 ・地域マネジメント   「国際政策教養力」
 ・人間形成学科     「専門知識理解」「研究力」
 
【到達目標】
 (知識・理解)
 1) 日本語を母語としない児童生徒の学校教育における現状を理解することができる。
 2) 日本語を母語としない児童生徒の日本語支援・学習支援に対する県内の現状を理解することができる。
 3) 日本語能力が学習言語能力を測るアセスメント・ツール「DLA(Dialogic Language Assessment for Japanese as a Second Language:外国人児童生徒のためのJSL対話型アセスメント)について、その理論と背景を理解することができる。
 
 (思考・判断・表現/思考・技能・実践)
 1) 日本語を母語としない児童生徒の学校教育における現状をもとに、課題について考えることができる。
 2) 日本語を母語としない児童生徒の日本語支援・学習支援に対する県内の現状をもとに、課題について考えることができる。
 3) 日本語能力が学習言語能力を測るアセスメント・ツール「DLA(Dialogic Language Assessment for Japanese as a Second Language:外国人児童生徒のためのJSL対話型アセスメント)について、その理論と背景を理解したうえで、実施できるようになる。
 
 (態度・志向性)
 日本語を学ぶ子どもたちの学びについて、ひとつの教育上の問題として捉えられるようになる。
【授業内容】
 第 1回:オリエンテーション
 第 2回:地域における日本語支援 活動団体Aの場合:外国人児童生徒に対する学習支援の現状
 第 3回:地域における日本語支援 活動団体Aの場合:外国人児童生徒に対する学習支援の課題
 第 4回:地域における日本語支援 活動団体Bの場合:外国人児童生徒に対する学習支援の現状
 第 5回:地域における日本語支援 活動団体Bの場合:外国人児童生徒に対する学習支援の課題
 第 6回:DLA 理論編:DLAの概要
 第 7回:DLA 実践編:DLA〈はじめの一歩〉概要、DLA〈話す〉概要
 第 8回:DLA 実践編:〈はじめの一歩〉+〈話す〉実践
 第 9回:DLA 実践編:〈はじめの一歩〉+〈話す〉実践後の振り返り
 第10回:ゲスト講師による講義(1)在日外国人児童生徒の現状
 第11回:ゲスト講師による講義(2)日本語指導が必要な児童生徒
 第12回:ゲスト講師による講義(3)山梨県の現状と課題
 第13回:ゲスト講師による講義(4)子どもの第二言語習得
 第14回:ゲスト講師による講義(5)初期指導の実際
 第15回:ゲスト講師による講義(6)JSLカリキュラム、まとめ
 
 *日程はゲスト講師の日程が決まりしだい掲示する
【教育方法】
 〈アクティブ・ラーニングによる教育〉
 -学生主体のディスカッション、問題共有、まとめ
 -ゲスト講師による講義、質疑応答、ディスカッション
 -地域の日本語支援見学
 
 【実務経験のある教員による講義】
 ・教員の資格・職業・実務経験:小学校教員、日本語指導センター校教員
 ・具体的な教育方法:上記の実務経験者をゲスト講師に迎え、第10回から第15回まで(全6回)の講義をしていただく予定である。
【評価方法】
 (知識・理解)
 見学レポート(20%)
 実践レポート(20%)
 (思考・判断・表現/思考・技能・実践)
 課題(30%)
 (態度・志向性)
 参加度(30%)
【必携図書】
 DLAテキスト:下記サイトからダウンロードしてください。
 『外国人児童生徒のためのJSL対話型アセスメントDLA』文部科学省初等中等教育局教育課
   関連サイト
【参考図書】
 ・齋藤ひろみ編著、今澤悌・内田紀子・花島健司『外国人児童生徒のための支援ガイドブック』(凡人社、2011年、2,000円+税)
 
 ・川上郁雄・尾関史・太田裕子『日本語を学ぶ/複言語で育つ子どものことばを考えるワークブック』(くろしろ出版、2014年、1,600円+税)
 
 ・荒牧重人・榎井緑・江原裕美・小島祥美・志水宏吉・南野奈津子・宮島喬・山野良一『外国人の子ども白書―権利・貧困・教育・文化・国籍と共生の視点から』(明石書店、2017年、2,500円+税)
 
【履修上の注意】
 この科目は集中講義です。
 
【過去の活動状況】
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【学生へのメッセージ】
 日本語を母語としない児童生徒への日本語指導や学習支援は、これから小学校や中学校の教員を目指す人にとって、必要かつ求められる能力となっていくことでしょう。多文化共生の時代がもうそこまできています。日本語教育は、日本語教師を目指す人たちだけが学べばいい学問領域ではなくなってきています。

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