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科 目 名  中国文学
担 当 者  後藤 英明
開 講 期 後期 履修年次 1 必修選択別

選択

単 位 数

2

時 間 数

30

授業形式

講義

カテゴリ

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【科目の目的】
 『唐詩三百首』の講読を通じて、漢文の基礎的な読解力を養うと同時に、平仄(ひょうそく)など漢詩の韻律を理解することができる。また、中国文学の精華とされる唐詩を鑑賞することで、中国における言語芸術の一端に触れることができるようになることを目的とする。
 学士専門力:「中国古典読解能力」
 
【到達目標】
 (知識・理解)
 漢字、漢語の構成、漢和辞典の原理的システムおよびその使用法を理解し使用できる。漢文訓読の基礎を身につけて、返り点、送り仮名をふることができるようになる。
 (思考・判断・表現/思考・技能・実践)
 『唐詩三百首』は、唐詩の名作が比較的偏りなく収録されているので、初学者が唐詩のエッセンスを過不足なくに触れことができる。王維・李白・杜甫などの代表的な作品の内容や、漢詩の表現についてその基本的構造を理解できるようになる。
 (態度・志向性)
 辞書を使うことに慣れ、また、それによって得られた語句の意味を理解して漢文に接することに習熟できる。
【授業内容】
 ※ 具体的に各詩人のどの作品を読むのかは、その都度指示する。
 01、授業ガイダンス・唐詩について
 02、宋之問の詩
 03、孟浩然の詩
 04、王維の詩
 05、王昌齢の詩
 06、李白の詩
 07、杜甫の詩
 08、韋応物の詩
 09、韓愈の詩
 10、劉禹錫の詩
 11、白居易の詩
 12、柳宗元の詩
 13、杜牧の詩
 14、李商隠の詩
 15、温庭インの詩
 【授業外の学修】
 受講生は次回の授業で取り上げる作品について、必ず訓読・通釈・語句の意味等を予習しておかなければならない。そのための専用ノートを用意すること。
 
【教育方法】
 概して漢文訓読・唐代文学史を中心とした講義となるが、唐詩の各作品を味読していくなかで、広く文学とは何かということに関して学生諸君とともに考えていければと思っている。なお初回の授業では、中国古典詩(漢詩)と授業で用いる『唐詩三百首』とについて、レジュメを用いながら簡単な概説を行う予定。同時に講義で扱う作品について、あらかじめプリントしたものを配布する。本講義は教員による解説を基本とするが、学生側に能動的に取り組んでもらうため、講義中無作為に指名して訓読・口語訳を要求する。したがって予習は必須となるが、授業ではより正確な理解ができるようになるよう随時指導を行う。
【評価方法】
 (知識・理解)
 定期試験(60%)
 (思考・判断・表現/思考・技能・実践)
 漢文の構造と訓読法の理解(20%)
 (態度・志向性)
 発表・意見表明(20%)
【必携図書】
 『新字源』(角川書店)あるいは『新漢語林』(大修館書店)のいずれかを、最初の授業時から持参すること。電子辞書の使用は認めない。その他資料はプリント配布するほか授業時に指示する。
【参考図書】
 平凡社東洋文庫『唐詩三百首1〜3』、大修館書店『唐詩三百首詳解』。その他は授業時に指示する。
【履修上の注意】
 教職必修。教職を履修しない学生にとってはかなり高度なレベルの授業になる。上にも述べたが、毎回の予習が必要となるので、しっかり予習して授業に望むこと。また、漢和辞典・古語辞典を必ず準備せよ。高等学校で使った古典文法の参考書も、漢文訓読の際には必要となるので併せ持参のこと。原則として欠席は認めない。第1回目の授業から必ず出席していただきたい。
【過去の活動状況】
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【学生へのメッセージ】
 漢文を読むにあたっては、漢字や漢字によって構成される熟語の意味だけでなく、日本語の文語文法(古典文法)が理解できていないと学習を進められない。この面に不安のある受講生は、高等学校で学習した文語文法をひととおり復習してから授業に臨むこと。

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