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科 目 名  経営史
担 当 者  黒羽 雅子
開 講 期 前期 履修年次 3・4 必修選択別

選択

単 位 数

2

時 間 数

30

授業形式

講義

カテゴリ

地域関連科目

 
【科目の目的】
  この授業では、今日の日本の経済社会を築いてきた、会社・企業家・技術者によるビジネス活動について学び、現代のビジネスへの理解を深めること、過去からの教訓を得ることを目的とします。対象は江戸期から現代までの日本の経営活動です。 
  日本経営史においては、明治期以降の工業化の進展の基礎は江戸時代の商業活動やそれに関連したさまざまな慣習や制度の発展にあったと考えます。ですから、本授業の始期は江戸期ということになります。
  第1部では江戸時代を起点に第1次大戦前までの工業化の過程、第2部では両大戦期における財閥の企業活動や都市型ビジネスの成立について、第3部では第2次大戦後の経済の再生と大衆消費社会の到来や企業集団、日本的生産システムや流通イノベーションについて、それぞれ日本経営史における論点を中心に学んでいきます。
  また、本講義では経済同友会連携講義として、株式会社はくばく代表取締役社長長澤重俊氏による地域企業の経営史について学び、課題の発生と解決の歴史から当該企業経営の経営史的意義を見出していきます。
 
 学視力:国際ビジネス・観光専門力
【到達目標】
 (知識・理解)
  各回の授業で取り上げた日本経営史における論点について、その背景や流れを理解し、まとめることができる。
 (思考・判断・表現/思考・技能・実践)
  各回の授業に登場する企業や企業家の経営行動や意思決定について、経営学的な観点から評価し、現代への教訓を引き出すことができる。
 (態度・志向性)
  授業に登場した企業あるいは企業家について、自ら調査し、発表することができる。
【授業内容】
 第1回 「経営史」を通じて学ぶもの、 江戸時代の経営
 第2回 明治の企業家たち
 第3回 近代産業経営の成立
 第4回 財閥の多角化と組織
 第5回 重化学工業化と新興財閥(中間レポート課題発表)
 第6回 技術経営の誕生
 第7回 「日本的」人事管理とサラリーマンの誕生
 第8回 都市型ビジネスの成立(レポート発表第1回)
 第9回 経済民主化と企業変革(レポート発表第2回)
 第10回 大衆消費社会の到来と家電メーカーの発展(レポート発表第3回)
 第11回 (7月2日)経済同友会連携講義 
     株式会社はくばく 代表取締役社長 長澤重俊(山梨経済同友会代表幹事)
     「株式会社はくばくの経営史」
 第12回 企業集団とメインバンク(レポート発表第4回)
 第13回 日本的生産システムの形成(期末レポート課題発表)(レポート発表第5回)
 第14回 流通のイノベーション(レポート発表第6回)
 第15回 日本的経営とその変容、まとめと講評
 
 【授業外の学修】
 事前の教科書読了は必須である。教科書に登場するキーワードや理論について、一定のイメージをもって授業に臨むこと。
【教育方法】
  第11回を除いて、講義は教科書に沿って行われますが、事前に教科書を読んで、問題意識をもって臨まないと、つまらない授業になってしまいます。教科書の該当箇所に関する説明と重要な事柄やトピックスを題材に議論をします。ビデオ教材を使い、視覚的な理解も深める手法も採用します。 経営史のダイナミックな流れと個別の企業や人物の息吹を感じとれるような授業を目指します。
【評価方法】
 (知識・理解)
  中間レポートと期末レポート各20点計40点。
 (思考・判断・表現/思考・技能・実践)
  中間レポートと期末レポート各20点計40点。
 (態度・志向性)
  授業への出席とクラス討論への参加を重視します。
  授業への参加度(討論、発表など)20点。
【必携図書】
  宮本又郎、岡部桂史、平野恭平編著『1からの経営史』碩学舎(中央経済社)、2015年4月、2,400円(税別)
【参考図書】
  橘川 武郎, 平野 創, 板垣 暁編著『日本の産業と企業--発展のダイナミズムをとらえる (有斐閣アルマ)』有斐閣、2014年、2484円(税込)。
  山崎 広明, 経営史学会 (編集)『日本経営史の基礎知識』有斐閣、2004年、3,465円(税込)。
  鈴木良隆、大東英祐、武田晴人『ビジネスの歴史』有斐閣アルマ、2004年、2,625円(税)
  安部 悦生『経営史―経営学入門シリーズ』日本経済新聞社、2002年、903円(税込)。
 
【履修上の注意】
  教科書の該当箇所を授業の前に必ず読んでおくこと。新聞や雑誌などに目を通し、経済や企業経営について、問題意識を持って授業に出席してください。1・2年次配当科目の経営学(前期)および経営に関連した科目を履修していることが望ましい。
【過去の活動状況】
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【学生へのメッセージ】
  火曜2限、4限 事前にお申込みいただければ、オフィスアワー以外にも相談に対応します。
 
  現在を知り未来を展望するためには、歴史観の形成が重要です。歴史学習を通じて、自分の世界を広げ、長期的なものの見方を身につけてもらえればと思います。質問は、授業の最後に毎回受付け、次回に回答します。その他の質問は研究室までどうぞ。

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