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科 目 名  金融論
担 当 者  黒羽 雅子
開 講 期 前期 履修年次 2 必修選択別

選択

単 位 数

2

時 間 数

30

授業形式

講義

カテゴリ

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【科目の目的】
  私たちの経済生活は財やサービスの生産と消費の循環活動で成り立っています。経済を構成するのは、家計、企業、政府の3部門ですが、それぞれの部門内および部門間の財やサービスの交換を可能にしているのは、「お金・お金の流れ」です。金融とは、このお金の流れや資金の融通を意味します。金融論では、貨幣、金融制度、金融政策、グローバル化する金融や金融の新しい流れについて講義します。金融論学習を通じて、「金に溺れず、金に泣かない」クールで、クレバーな経済感覚を手に入れてもらいたいと思います。
  本講義を通じて、具体的に獲得するスキルは「金融リテラシー」です。
 
 学士専門力:国際ビジネス・観光基礎力
【到達目標】
 (知識・理解)
  現代における金融の役割と意義を理解し、説明できる。
 (思考・判断・表現/思考・技能・実践)
  金融に関連した社会問題について、関心を持ち、自分の考えを述べることができる。
 (態度・志向性)
  金融知識をベースにした個人や社会の問題をどのように解決できるかについてプレゼンテーションができる。
【授業内容】
 第1回 オリエンテーション。授業の進め方、注意事項。
 ビデオ:金融論入門
 第2回 金融とは@
  金融取引、異時点間の消費・貯蓄決定、日本の資金循環
 第3回 金融とはA
  前回復習小テスト
  貨幣、利子(金利)、ハリスの錬金術とインフレーション
 第4回 金融市場と金融機関@
  前回復習小テスト
  金融市場と金融取引、日本の金融市場、証券会社
 第5回 金融市場と金融機関A
  前回復習小テスト
  日本の金融機関、金融機関と金融組織、銀行業と証券業の利益相反問題
 第6回 金融取引とリスク移転@
  前回復習小テスト
  直接金融と間接金融、日本経済と金融システム@、浮利追うものは結局不利
 第7回 金融取引とリスク移転A
  前回復習小テスト
  日本経済と金融システムA、市場型間接金融、サブプライム・ローン問題と証券化
 第8回 金融取引と情報の非対称性@
  前回復習小テスト
  情報の非対称性、「情報の経済学」における「情報」
 第9回 金融取引と情報の非対称性A
  前回復習小テスト
  モラル・ハザード、金融機関と情報の非対称性
 第10回 銀行の役割@
  前回復習小テスト
  金融仲介機関としての銀行、信用創造機能@:預金創造のメカニズム
 第11回 銀行の役割A
  前回復習小テスト
  信用創造機能A:マネー・ストックの決定、銀行の健全性と自己資本比率規制
 第12回 日本の金融政策@
  前回復習小テスト
  金融政策の目的と中央銀行、金融政策の手段
 第13回 日本の金融政策A
  前回復習小テスト
  金融政策の効果、非伝統的金融政策
 第14回 金利計算と割引現在価値@
  前回復習小テスト
  金利計算の基礎、戦前の金融教育
  割引現在価値の考え方と資産価格の決定
 第15回 課題の発表(1人3-4分)
 
 【授業外の学修】 
 教科書の該当箇所は事前に読んできて下さい。毎回復習小テストを実施しますので、前回の復習を兼ねて、もう一度教科書を読んでください。
【教育方法】
  授業では教科書の内容の解説と練習問題、質疑応答を行います。練習問題は次回返却し、解説します。
  この授業を通して、わが国の金融のしくみ、カネの動きが生活に与える影響について具体的に理解できるように、事例を多く取り上げます。受講者には、金融の知識を使って、身近な問題の解決を提案してもらいます。
【評価方法】
 (知識・理解)
  小テスト(30%)、期末テスト(30%)
 (思考・判断・表現/思考・技能・実践)
  期末課題の発表(30%)
 (態度・志向性)
  授業への準備状況、参加態度10%
【必携図書】
  森澤龍也『レクチャー&エクササイズ 金融論』新世社、2015年、2200円(税抜)
【参考図書】
  ジェームストービン(藪下志郎訳)『トービン 金融論』東洋経済新報社、2003年、4725円(税込み)
  J・E・スティグリッツ他著『新しい金融論―信用と情報の経済学』東京大学出版会、2003年、3360円、日本経済新聞社『金融入門』日本経済新聞社(日経文庫、ベーシック)、2002年、1050円(税込み)
  岩田規久男『金融入門』岩波書店(新書)、1999年、819円(税込み)
  滝川 好夫 『たのしく学ぶ金融論 』ミネルバ書房 (2008)、2,490円。など。
 その他授業中に紹介します。
【履修上の注意】
  金融の基礎を学ぶ授業です。経済誌・経済新聞、一般紙の経済欄などの金融に関する記事に興味を持ったり、疑問に思ったら、授業に問題提起してください。どんどん取り上げます。また、授業中であっても、わからないときには、すぐに質問してください。
【過去の活動状況】
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【学生へのメッセージ】
 火曜日2限、4限
  事前にお申込みいただければ、オフィスアワー以外にも相談に対応します。
  
 
  金融論はお金儲けのための学問ではありませんが、つまらぬ損害を負わぬために必要な知識が満載です。社会に出たらすぐに必要となる知識を習得しておきましょう。授業中の携帯電話のぞき見は止めましょう。

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