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科 目 名  経済政策論
担 当 者  二宮 浩輔
開 講 期 前期 履修年次 2 必修選択別

選択

単 位 数

2

時 間 数

30

授業形式

講義

カテゴリ

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【科目の目的】
 中央政府、地方自治体や中央銀行といった政策主体によって、持てる権限の範囲内で政策が行われ、自ずと私達の生活に影響を与えています。適切な政策が行われているのであれば、人々の生活はより快適になります。しかし,誤った政策が行われると、気がついてみたら人々の生活にとって差し障りになります。つまり、経済政策の目的は、できる限り多くの人々の生活を豊かにするために実施されるものであるということです。本授業の目的は、先の目的の達成のための経済政策について、ミクロ経済政策、マクロ経済政策、そして、所得再分配効果という3つの視点で勉強します。
 学士専門力:「国際ビジネス・観光基礎力」
 
【到達目標】
 (知識・理解)
 ・過去の経済政策だけに捉われず、新聞やニュースなどで新しく採用しようとしている政策についても関心を持つことができる。
 ・新聞やニュースで取り沙汰される「日本銀行の政策決定会合」、「消費税増税」、および「医療や年金」などの項目に注目して、政府・日本銀行が実行しようとしている政策について経済学的思考に基づいて基礎的な判断能力を身に付けることができる。
 
 (思考・判断・表現/思考・技能・実践)
 ・日本で実際に採用されてきたミクロ経済政策を経済学の基礎理論に則して評価でき,と同時に日本の経済改革がどのような方向に舵を取ろうとしているのかを分析できる。
 ・経済成長政策の理論的な考え方と所得再分配政策の理論的な考え方についてそれぞれしっかりと説明できる。
 
 (態度・志向性)
 ・経済学の基礎理論の知識を得ることで、効率性と公平性のバランスという視点から、実践的な政策課題について探求を広げることができる。
 
 
【授業内容】
 1. 経済政策のための経済学入門
 2. 競争市場:税・補助金政策、および、規制
 3. 保護貿易政策、市場の失敗と産業政策の評価
 4. 自然独占と規制
 5. 内部非効率問題とインセンティブ規制
 6. 公益事業と規制緩和と民営化
 7. 外部性の市場の失敗
 8. 公共財の供給
 9. 新古典派成長理論
 10. 技術進歩と経済成長
 11. 所得分配性政策の基準
 12. 機会の平等と資源配分の効率性
 13. 包括的所得税、支出税
 14. 医療保険と医療政策
 15. 公的年金の諸問題
 
 【授業外の学修】
 ・授業後、授業で学んだ内容についてノートを作成して整理する。
 ・提示されたレポートのテーマについてあらかじめ資料を収集し、順を追って作成準備をする。
 
【教育方法】
 教科書に沿って授業を進行する。授業前に授業内容に該当する箇所を熟読しておく。授業中の説明は、ノートに記録するか教科書中に書き込みを行い、授業後に説明内容を整理しながら復習をする。
  小テスト(復習問題)の実施は、授業の進行状況によりますが、少なくとも3回以上行います。できる限り事前に実施時期を授業内で伝えますが、予告なしに行う場合もあるため、授業前に予習と準備をしてください。
 
【評価方法】
 (知識・理解)
 小テスト(復習問題)(40%)
 (思考・判断・表現/思考・技能・実践)
 レポート課題(40%)
 (態度・志向性)
 リアクション・ペーパー(20%)
 
 授業中、質問を行いますので主体的な参加が望まれます。また、小テスト等の評価課題の実施が行われない毎授業回ではリアクション・ペーパーの提出をしてもらいます。リアクション・ペーパーには、その授業回の内容において自分が注目した項目を取り上げ、(1)取り上げた理由(問題意識)、(2)経済学的思考をベースにした利点や問題点、(3)自分の考え、もしくは主張、などを簡潔に記述してもらいます。
【必携図書】
 岩田規久男・飯田泰之『ゼミナール経済政策入門』日本経済新聞社
【参考図書】
 瀧澤弘和・小澤太郎・塚原康博・他『経済政策論 日本と世界が直面する諸問題』
 竹中平蔵・真鍋雅史・小野展克『ハバード経済学 準備体操編』日本経済新聞社
 
【履修上の注意】
 教科書は必携です。また、授業中、適宜に受講生に質問を行います。
【過去の活動状況】
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【学生へのメッセージ】
 経済政策について専門領域は、非常に広く様々であり、本講義ではほんの一部を取り上げているに過ぎません。ただし、経済理論を通じて政策について勉強しますので、当面の問題の政策の効果について基本的な経済学の分析ツールの扱い方を修得できれば、他の政策分野の研究にも応用が利くと思われます。本授業を通じて、政策の効果を分析するための経済学の分析ツールについても知識を深めてください。

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