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科 目 名  マクロ経済学
担 当 者  二宮 浩輔
開 講 期 前期 履修年次 1 必修選択別

コース必修

単 位 数

2

時 間 数

30

授業形式

講義

カテゴリ

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【科目の目的】
 マクロ経済学は、より大きな視点で社会を分析する学問であり、国や地域全体の経済活動に焦点を当てます。そのため、マクロ経済学は、政府ができる限り多くの国民の生活を豊かにするような政策を行うための知識として役立てられます。景気は人々の流動的な経済活動の結果なので、特に経済が停滞したときには、市場の原理だけに任せておくと、景気が回復するまでに多くの国民の生活を厳しいものになります。授業の目的は、先に述べたような不況の時に財政政策と金融政策のそれぞれの役割と効果について勉強します。
 学士専門力:「国際政策教養力」
 
【到達目標】
 (知識・理解)
 ・ニュースや新聞などで見る主要な経済指標の意味を理解し、その国の現状を適切に評価できる。
 ・人々が財やサービスを取引することによって「国民所得(GDP)」がどのように決定するかを説明できる。
 ・人々が様々な金融証券を取引することによって「金利」がどのように決定するかを説明できる。
 
 (思考・判断・表現/思考・技能・実践)
 ・IS−LM分析を通じて財政政策と金融政策が一国の経済に対してどのような効果を及ぼすのかを分析できる。
 (態度・志向性)
 ・学修を通じて、実際の各国の政府のマクロ経済政策の方針を見極めることができ、実社会における自己の経済活動の目安にできる。
【授業内容】
 1. イントロダクション
 2. 国内総生産(GDP)
 3. 消費と貯蓄
 4. 企業の投資
 5. 政府の支出
 6. 総需要の分析
 7. 乗数理論
 8. 貨幣需要
 9. 貨幣供給
 10. 財市場の均衡曲線(IS曲線)
 11. 貨幣市場の均衡曲線(LM曲線)
 12. IS−LM分析(1):財政政策
 13. IS−LM分析(2):金融政策
 14. IS−LM分析(3):流動性の罠とインフレ予想
 15. IS−LM分析(4):物価と総需要曲線
 
 【授業外の学修】
 ・授業を受ける前に、教科書の該当する章を事前に熟読し、内容理解に努めるとともに理解しづらい点を明らかにする。
 ・授業後、授業で学んだ内容について教科書中に書き込みをして、あるいはノートを作成して整理する。
 
【教育方法】
 教科書に沿って授業を進行する。授業前に授業内容に該当する箇所を熟読しておく。授業中の説明は、ノートに記録するか教科書中に書き込みを行い、授業後に説明内容を整理しながら復習をする。
 小テスト(復習問題)の実施は、授業の進行状況によりますが、少なくとも3回以上行います。できる限り事前に実施時期を授業内で伝えますが、予告なしに行う場合もあるため、授業前に予習と準備をしてください。
 
 
【評価方法】
 (知識・理解)
 小テスト(復習問題)(20%)、期末テスト(50%)
 (思考・判断・表現/思考・技能・実践)
 レポート課題(20%)
 (態度・志向性)
 リアクション・ペーパー(10%)
 
 小テスト等の評価課題の実施が行われない毎授業回ではリアクション・ペーパーの提出をしてもらいます。リアクション・ペーパーには、その授業回の内容において自分が注目した項目を取り上げ、(1)取り上げた理由(問題意識)、(2)他の専門領域への活用や探求、の2点について自己の考えを簡潔に記述する。
 
 
【必携図書】
 家森信善『マクロ経済学の基礎』中央経済社
【参考図書】
 井堀利宏『マクロ経済学演習』新世社
 二神孝一・堀敬一『マクロ経済学』有斐閣
 浅田統一郎『マクロ経済学基礎講義』中央経済社
 
 
【履修上の注意】
 教科書は必携です。また、授業中、適宜に受講生に質問を行います。
【過去の活動状況】
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【学生へのメッセージ】
 実のところマクロ経済学は、労働市場における労働需要と労働供給が不均衡という支障(特に、現行の賃金水準において労働が超過供給となり、失業者が多い状態)という問題を背後に抱えていることを想定した理論です。そのため、一見GDPや金利、物価といった指標に目が捕らわれがちですが、マクロ経済学の重要なところは、雇用問題であることを忘れてはなりません。受講する諸君は、大学生活の後半に就職活動をすると思いますが、この科目はそうした意味で非常に就職活動にも影響を与える知識が詰まった分野でもあります。本授業を通じて一国の経済メカニズムについて理解して、政府の適切な財政・金融政策の有り方を考えましょう。

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